大切な基礎のお話し

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icon  おうちができるまでをお伝えします!「基礎づくり」

 

地鎮祭を終えると、いよいよ基礎工事に入ります。

その際、鉄筋コンクリートの鉄筋が正しく配置されているかを確認する配筋検査(はいきんけんさ)を行います。

配筋図という鉄筋コンクリート工事の際、柱・梁・壁・スラブ・基礎など、それぞれの鉄筋の配置、寸法や数量、種別などを示した図面を作り、コンクリートを打ち込む前に、配筋図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを第三者機関の検査員が現場検査することを配筋検査」といいます。

この検査は、おうちの土台を支える、基礎の耐久性や強度に直接影響するため、大変に重要な検査です。

 

検査項目には以下のような項目があります。

・鉄筋の配置確認

・鉄筋の品質確認

・コンクリートの材質確認

・継ぎ手長さ確認

・結束の有無

・開口補強の確認

・コンクリートのかぶり厚さの確認

などなどです。

 

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そのために、水盛・遣方(みずもり・やりかた)とよばれる作業を行います。
工事を着手する前に、建物の正確な位置を出すためで、別名、丁張(ちょうはり)とも呼ばれます。

水盛とは、家の位置と基準となる高さ(グラウンドレベル=GL)を決めること。遣方とは、定規がわりになる板を設置します。

水盛とは、水面がいつも水平であることを利用して、昔は、木で作った桶に水を張り水平を取ったことに由来します。現在は気泡管式の水準器が主として使われます。

その他、水糸や水杭(みずくい・遣り方をする際に打つ杭)、水貫(みずぬき・基礎の水平を取る基準を出すために、水杭の間に渡す木の枠)という用語があります。

水盛後に行う遣方は、根切りと呼ばれる基礎立ち上がりの土を掘り、地業という石を敷き詰める作業の後、捨てコンクリート(通称捨てコン)と呼ばれる鉄筋を組むための水平な場所を作るためのコンクリートを打ちます。

ここでは、これら一連の作業の実際を、実務手順書や公庫仕様書を見ながら勉強していきます。チェック項目としてはいろいろありますが、根切に十分な深さと幅があるか、掘削した穴から出水がないか、地業捨石がしっかり突き固められているか、防湿シートが問題なく敷きこまれているか、捨てコンが水平に打たれているかなどが特に重要です。

 

水盛・遣方

①GL(基準となる地面の高さ)を決める

②約1.8m間隔に水杭を立てる

③水平ライン(基礎の上端の高さ)を記し水貫でつなぐ

④水杭と水貫が動かないように、筋交い貫(すじかいぬき)を斜めに打ち付けて固定

④水貫と水貫の間に水糸を張り、基礎(建物)の中心線を印す

 

現在では、レーザーによる位置出し器を使って直角や水平を出しますが、レーザーが普及していない頃は、大工の仲間が「三四五(さしご)」と呼ぶ、3m、4m、5mの直角三角形の辺を作ってを作るという、原始的な方法で正確な直角や水平を出していました。

 

詳しくは、現場にて基礎についてインタビューを受けた弊社代表のビデオをご覧ください。

 

 

工事着工前に工事の内容が記された工程表をお客様にお渡しいたします。

建築は屋外の仕事が多く、天気によって大きく左右されるので、現場の安全や施工品質を優先させ、工程表通りにいかない場合もございます。また、現場には「養生期間」という「寝かせる時間」が必要な工程が多々ございます。

基礎のコンクリート等も、表面が乾いていても、中が固まっていない場合もございますし、外壁・内壁なども、作業内容によっては十分に養生期間を取らないと、後で品質に影響が出る場合も予想されます。

全体の工事の進行状況を把握して頂き、必要な時間や作業内容、現場監督の判断等、施主様と施工側との相互理解を深める為にも役立ちます。

 

拡伸工務店では、お客様の財産である家づくりのため、小さな疑問にも丁寧にお答えいたします。
家づくりへの疑問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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