上棟式を行いました

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icon  おうちができるまでをお伝えします!「上棟式」

お客様の家づくりの流れの中で、土台作りから始まり、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる行事が上棟式です。
棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいいます。

式の方法には、地域等により違いがあり、屋根の上で行うものや地上で行うものなど様々です。

また、近年、上棟式は簡素化されたり、執り行わない場合も増えております。

棟梁(大工)が中心になり大工の作成した番付表(組み立て手順書の様な物)を見て鳶職が軸組みの組み立てを行い、一番高い棟木を設置する一連の作業を指します。その最後の作業からその後の儀式を上棟式、棟上式といいます。

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棟梁が棟木に幣串(へいぐし)を立てます。
幣串とは、布や紙でつくられた雷の稲妻型の紙垂(シデ)を挟むための棒のことです。
(紙が垂れるのでシデ、又は四つに垂れるのでシデ(四手)といいます)

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上棟式の祭壇を作ります。

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上棟式の行われる場所は地域によって異なり、二階の屋根の上であったり、二階の床高さであったり、一階の床高さであったりと様々です。
近年では危険を避け二階の屋根の上での上棟式は少なくなっています。

今回は、棟梁の家の上棟式ということで、古式に則り屋根の上で行いました。

祭壇は、中央に幣串を飾り、棟札(むなふだ)を脇に置きます。供物(お頭付きや野菜、果物など)と洗米、塩、水が置かれ、お祝いの清酒と御神酒がおかれます。

棟札(むなふだ・むねふだ
)とは、上棟を記念して、表側に神様、裏側に上棟年月日やお施主様や設計士・施工業者の名前を墨で書いて棟木につけるお札のことをいいます。古くは一枚ずつに墨で書きはりあわせたという話もあるようです。神々に感謝をし祀るためであり、家の守り神として祀ります。

正式な棟札は「ミズキ(水木)」と呼ばれる木材を原料としています。
その理由は「水」が家や家族の繁栄を意味し火災から家を守るといった意味合いがあるからです。
檜やヒバなど「ヒ」が付く木材は「火(火事)」を連想させるため棟札には使用されません。欅(けやき)も「やき」が火事を連想させるため使用しません。

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清めの儀式を行います。
建物の四方に酒・塩・米をまいて清め、上棟の儀式を行います。

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御祓いの儀式・礼拝の儀式を行います。
建物の四方に酒・塩・米をまいて清め、上棟の儀式を行います。

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お供物下げの儀式を行います。
全員で御神酒をいただきます。
(近年、大工の皆様は車で移動されるので運転される方は形式だけ行います)

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上棟式の式次第

■ 祭場清めの儀
東-南-西-北の順に棟梁が塩を散じます。

■ 御祓いの義
棟梁が振幣で祭壇に向かって御祓いします。

■ 降神の義
棟梁が祭壇の前で礼拝を行います。その後、御神酒が開栓されます。

■ 祝詞奏上
施主が上棟の祝詞を奏上します。

■ 四方がための義
東-南-西-北-中央のそれぞれに酒、米、塩、を三度散じます。

■ 槌打ちの義
棟梁が盤木を木槌で打ち、施主とその家族、親戚、工事関係者の健康と繁栄をお祈りします。

■ 礼拝の儀
東-南-西-北-祭壇の順にその方角を向き、棟梁のかけ声で、一斉に礼拝します。

■ 昇神の儀
祭壇の前で棟梁が礼拝をおこないます。

■ お供物下げの儀
出席者全員で御神酒をいただきます。

■ 餅撒
餅撒きをしない場合は、中央に「太陽」と「月」を模ったお餅が、四方には「四方餅」が飾られることもあります。


 

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近年ほとんど行われなくなりましたが、木遣り歌を頭ら(かしら)から頂戴しました。
昔は、木遣りは労働歌でしたが、お祝いの歌や祭礼等で歌われるようになり、市町村の指定文化財に指定されているものもあります。

 

 

このあと、施主のあいさつ、乾杯をおこない、直会(なおらい)に入りました。
直会とは、参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事(共飲共食儀礼)のことをいいます。
神霊との結びつきを強くし神霊の力を分けていただき御加護を期待するという意味があります。

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施主様にとっては、棟上げの終わった大工の労をねぎらい、これからの家づくりに関わってくださる職方へのご挨拶や、親せき、近隣へのこの地に住まうことのご報告とご協力をお願いするという意味と、家屋の守護神や工匠の神を祀り、今後の工事の無事安全祈願の意味があります。

単なる儀式ではございますが、天地(あまつち)の神、八百万(やおろず)の神に畏怖を示し真摯に安泰を願うことは、自然や周囲の方へ感謝の心を新たにする良い機会ともいえます。

費用もかかることですので、ご予算とご相談して、どのような上棟式を行いたいかお決めいただければと思います。(やらない選択もございます)

ご自身も家を建てる仲間の一人として家づくりへの夢を語り、より良い家づくりのために職人とのコミュニケーションを取る機会として、また、次世代のご家族に、「こんな思いでおうちを作ったんだよ」と伝えることのできる上棟式は、大切な記憶の1ページとして心のアルバムに残るのではないでしょうか。

上棟式を行うにあたり、こんなエピソードがございました。
よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

⇒ 「下小屋の中でみつけた上棟式の飾り」

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