木の家

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檜の家

檜は乾燥性に優れた狂いの少ない木材です。材質は柔らかめで軽い反面、強度と耐朽性が高いので、柱や土台に使用されます。他の木材と比べ、水に強く、光沢のある木肌や独特の良い香りがあり、皆様もご存じの檜風呂や風呂桶など、高級な木材桶などとして有名です。檜は、杉に次いで、多く植林されていますが、同じ樹齢でも太さが杉の半分程度です。そのため、檜普請といえば、昔から贅沢な家の代名詞として呼ばれています。
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松の家

松は非常に堅くて丈夫な木材です。しかし、かなり暴れ(ねじれ)やすいので乾燥をしっかりする必要があります。固く丈夫なことから床材などに適しており、梁などの横物使いの材として利用されています。ヤニの多い松は材に粘りがあり圧縮力に対して強度が大きいのですが、湿度が高いと白太(辺材)にカビが発生しやすいため伐採は秋から冬に限られています。経年と共に赤っぽくなります。

杉の家

杉は軽くて軟らかく柔軟性に富み、衝撃の吸収性が高いため、杉のフローリングは素足への感触が優しい材質です。細胞間の空隙が大きく多くの水分を吸収するので調湿作用に優れているからです。一方、柔らかいので傷がつきやすく、他の素材を床材に選ぶ方もいます。木目がまっすぐ通り、柔軟で加工しやすいので柱や貫などの構造材から天井や壁、床などの内装材、障子や襖などの建具材としても使われています。
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天井:杉 柱:檜  梁:杉

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床:檜  腰壁:杉 梁:杉

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床:檜 柱:檜・杉  梁:松

木は目に優しく耳にも優しい

夏の強い日差しで、目が疲れたことはありませんか。
木の空間が心地よく感じられる理由のひとつに、木が反射光をやわらかな光にコントロールし、光を50~60%程度に弱め、人間の目に優しく感じられるからです。
又、劇場やコンサートホールなど、音の響きが重視される空間に木が多く取り入れられているのは、人が無意識のうちに不快と感じる高音、低音を吸収し、音をやわらかくする木の吸音性があるからです。

木は呼吸します

製材された木には、酸素や二酸化炭素の放出はありませんが、乾燥しているときには水分を空気と一緒に放出し、湿度の高いときには空気とともに湿気を吸い込みます。
木を天井や壁など、ふんだんにもちいることで、調湿効果が生まれ、更に漆喰や珪藻土を併用することで、調湿効果が高まります。
冬はカラカラ、夏はムシムシという気候の日本の住まいに木が用いられてきたのは、理にかなったことなのです。

自然素材を生かした家

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